緑/グリーン 色の意味・色彩心理

色には、どんな意味があるのか?

今回は、緑(グリーン)について詳しくお伝えします。

緑・グリーンの物語

古代日本語の固有の色名は「あか・くろ・しろ・あお」の四語のみだったとの説が有力です。

はるか昔は、緑も青も「あお」という表現で一緒にされていました。

青野菜や青信号など、その名残を感じさせる言葉も残っていますね。

「みどり」という言葉が出てきたのは平安時代からで、本来は「みずみずしさ」を表す言葉だったようです。

それが転じて新芽の色を表すようになったと言われています。

英語の「green」も草(grass)や育つ(grow)と語源を同じくすると言われていて、いずれにしても「新鮮さ」をイメージさせます。

 

緑あふれる自然豊かな環境に身を置くと、心身ともにリラックスしますよね。

疲れた時やストレスを感じた時など、人は自然と緑を欲します。

緑は可視光線の中でもちょうど真ん中あたりの色なので、バランスをとるのに優れた色なのです。

西洋では楽屋や控室のことを「greenroom」と言いますが、これは壁を緑色に塗っていたことが由来です。

出番を控えている役者さんが落ち着くために、緑が使われていたのです。

控室が「redroom」だったら、絶対落ち着かなそうですよね!(笑)

    

   

緑・グリーンの意味

自然、癒し、植物、恒常性、育つ、瑞々しい、成長、分岐点、生命、健康、安心、安全、回復、新鮮、潤い、調和、安らぎ、穏やか、リラックス、解放、休息、自由、ありのまま、開放感、調和、協調、バランス、気配り、集団、中立、平衡、堅実、着実、再生、順応、森林、草、植物、我慢、迷い、平凡、優柔不断、その他大勢、隠れる、退屈、嫉妬、怠惰、妬み、ジェラシー

 

緑・グリーンが気になるときの心理【ポジティブ】

・バランス感覚に優れ、人と人を結びつける役割を果たす。

・ありのままの自分を表現しつつ、周囲とも調和がとれている。

・周囲をリラックスさせる癒しの存在。

・協調性があるので、目上の人からは頼りにされ目下の人からは慕われる。

・心が安定して、心身ともにリラックスできている状態。

       

緑・グリーンが気になるときの心理【ネガティブ】

・周りの人と自分を比べて、「私はダメなんだ」と落ち込む。

・自分の欲しいものを手に入れている相手に、嫉妬して妬んでしまう。

・自分の意見を伝えることが苦手で、他人の意見に従う「事なかれ主義」になりやすい。

・争いを好まず控えめなので、地味な存在になっている。

      

チャクラ

グリーンは第4チャクラを表す色で、ハートチャクラと呼びます。

     

緑・グリーンに関する関連記事

緑/グリーンに「嫉妬」という意味があるのは、なぜ?