藍色/インディゴ 色の意味・色彩心理

色には、どんな意味があるのか?

今回は、藍色(インディゴ)について詳しくお伝えします。

藍色・インディゴの物語

日本人の生活に深く根付いてきた、藍染(あいぞめ)

藍染はどんな布地でもよく染まり、綿、絹、麻それぞれに特徴ある青を表現できるとして、江戸時代の頃は庶民的な染物でした。

中でも木綿との相性はよく、当時、木綿が庶民の衣類として定着していった中で、幅広く普及していったのです。

丈夫で耐久性に優れた木綿は、藍染めすることでさらに抗菌性を獲得しました。

武士の袴から農民の野良着、のれんや手ぬぐいなど様々なものに藍染をしていたのです。

藍染め木綿で作った着物は、いわゆる「着る薬」でした。

農民が藍染めの野良着を愛用していたのも、虫除け、蛇除けばかりではなく、皮膚病予防の意味もあったのだと考えられます。

    

また、藍は染色の基本とされ、そこに他の染料を合わせることで様々な色を表現できるという特徴があります。

藍で下染めしたものを、さらに黄蘗(きはだ)で染めると緑に、紅花で染めると薄紫に。

明治時代以降、海外から化学染料が輸入されるまで、染色として藍はとても重宝されていたのです。

明治8年に来日したイギリスの科学者は、日本の至る所に藍色の衣装を着ている人がいることに驚き、その藍色をジャパンブルーと呼んだんですよ。

藍色を表す様々な呼び名

暗い青を表す色名は、実にたくさんあります。

日本の色名では、藍や紺と表現することが多いです。

英語では、バイオレット、インディゴ、ロイヤルブルー、ネイビー、ダークブルー等がよく使われている印象です。

以下、暗い青を表す色名を紹介します。

紺色、留紺、紺青(こんじょう)、納戸色、青藍(せいらん)、群青色、瑠璃色、瑠璃紺、紺瑠璃、杜若色(かきつばたいろ)、桔梗色、縹色(はなだいろ)、バイオレット、インディゴ、ロイヤルブルー、ネイビー、ミッドナイトブルー、ダークブルー、プルシャンブルー、ウルトラマリン、オリエンタルブルー、

    

青い海も深海になると、藍色のような暗い青になっていくように、色の意味も、青を深くすると藍色になります。

青の「内省」をより深くすると、藍色の「熟考」になります。

    

藍色・インディゴの意味

藍色 色の意味
直観、ひらめき、予知、透視、サードアイ、瞑想、悟り、第六感、客観、洞察、熟考、物事の本質を見抜く、探求心、こだわり、自己探求、知識を得る、休息、疲れをとる、身体を休める、回復、孤独、暗い、夜の空、睡眠、夢、静か、深海、深層心理、溺れる

    

藍色・インディゴが気になるときの心理【ポジティブ】

・表面的なことや常識に左右されず、本質を見抜く力をもつ。

・探求心があり、ひとつのことをとことん深堀りする。

・そもそも自分は何者なのか?と自己探求を深めることができる。

・想像力や直観力に優れ、第六感が働くようになる。

・自己への深い信頼を持っているので、人を引き付ける魅力がある。

       

藍色・インディゴが気になるときの心理【ネガティブ】

・ひとつのことにこだわりすぎる。

・心が内向きになりがちで、周囲の人の声に耳を傾けない。

・暗闇の中に自分を隠したい。ひっそりと充電したいと考える。

・深い内向きのパワーが強すぎると、孤独を招いてしまう。

    

チャクラ

インディゴは第6チャクラを表す色で、サードアイチャクラと呼びます。

    

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