ピンク 色の意味・色彩心理

色には、どんな意味があるのか?
今回は、ピンクについて詳しくお伝えします。
ピンクの物語
ピンクの歴史を語るうえで、ポンパドゥール夫人は外せません。
ポンパドゥール夫人こと、ポンパドゥール侯爵夫人ジャンヌ=アントワネット・ポワソン。

銀行家の娘として生まれ、平民という身分ながらブルジョア階級の娘として、貴族の子女以上の教育を受けて育ち、成績も優秀でした。
一流の文化人との交流の中でその美貌がルイ15世の目に留まり、公妾となりました。
ポンパドゥール夫人は、湯水のようにお金を使ってあちこちに邸宅を建てさせ、やがて政治に関心の薄いルイ15世に代わって権勢を振るうようになります。
ポンパドゥール夫人はその美しい美貌ばかりでなく、高い審美眼を持ち美しいものが大好きでした。
彼女はセーヴル窯のパトロンとなり、サロンで使用しているティーセットには 「ロゼ・ポンパドール」 というピンクが用いられました。
前髪を膨らませる「ポンパドール」というヘアスタイルがありますが、これもポンパドゥール夫人が由来です。
当時の貴族の女性は、こぞってポンパドゥール夫人の真似をしていたようです。
平民という身分から公妾となり、やがて政治に関心の薄いルイ15世に代わって権勢を振るうようになった「影の実力者」が、ポンパドゥール夫人です。
「わたしの時代が来た」
というのが、彼女の有名な言葉。(カッコイイ!)
カラーセラピーではピンクは「可愛らしさ」「女性らしさ」の他に、「赤・レッドにクリア(光)が入る」つまりは「赤・レッドの意味が強まる」という解釈があります。
見た目の美しさからは想像できない、「向上心」や「男性性」など、時に悪女と呼ばれるポンパドゥール夫人がピンクを愛したのは、さもありなんといった感じですね。
ピンクはただ「か弱い色」なのではなく、「したたかな強さを隠し持った色」なのです。
ピンクの意味

ピンクが気になるときの心理【ポジティブ】
・かわいらしさとエレガントらしさを併せ持ち、優しい印象を与える。
・人だけでなく、動物や植物など生物すべてに愛情を注ぐ。
・自分にも他人にも、思いやりのある態度で接することができる。
・甘えたり弱い面を見せることもできるが、芯の通った強さを持っている。
・女性ホルモンが多く分泌し、若々しく見られる。
ピンクが気になるときの心理【ネガティブ】
・相手に好意を持ってもらえるためなら、自分を犠牲にしてしまうこともいとわない。
・自分が与えた愛情と同等の愛情を、相手にも要求する。
・繊細でストレスを受けやすく、精神的に弱くなってしまう。
・ぶりっ子な女性を見ると、嫌気がさす。
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