紫/パープル 色の意味・色彩心理

色には、どんな意味があるのか?
今回は、紫(パープル)について詳しくお伝えします。
紫・パープルの物語
藤色、菫色、葵色、桔梗色、納戸色、茄子色、りんどう・・・紫を表す色名は、たくさんあります。
英語で紫を表す場合、purple(パープル)とviolet(バイオレット)がよく使われています。
では、パープルとバイオレットの色は同じかというと、そうではありません。
色相(色味)と色名の関係に絶対はありませんが、JISでは青味の強い紫がバイオレットとしているので、パープル=紫、バイオレット=菫色と分けることができます。
紫の歴史は、よくパープルの歴史と混同されます。
それは、数ある紫の中でパープルだけが3,000年以上もの間、もてはやされていたからです。
1グラムのパープルの色素を採取するために、1万個ものPirpiraと呼ばれる貝を必要とし、色の抽出も難しかったので費用がとてもかさむ染料でした。
そのため、パープルを使うことができたのは歴代のローマ皇帝や高位聖職者、有力者たちだけだったのです。
クレオパトラは自分の船の帆を紫に染めていました。さぞかし海の上で目立ったことでしょう。
それでは、日本では紫はどんな使われ方をしてきたのでしょうか?
例えばお坊さんの袈裟の色についてですが、僧侶の世界にも階級が存在していて、その階級によって色が違うことがあるそうです。
どの色がどの階級に相当するかは宗派によって異なりますが、一般的には紫は高位の色とされています。
世界の歴史でも日本の歴史でも、紫は高貴な色として扱われていたのです。
紫・パープルの意味

紫・パープルが気になるときの心理【ポジティブ】
・自分の個性を活かし、唯一無二の存在感をあらわす。
・審美眼に優れ、アーティストとして芸術的な才能を発揮する。
・精神的に人を導くリーダー的な存在。
・自分の存在意義を問い、自己実現や社会貢献に力を入れる。
・個性的で人と違うことを厭わないため、ミステリアスで魅力的にみえる。
紫・パープルが気になるときの心理【ネガティブ】
・個性が強く他人と合わせることが苦手なため、近寄りがたいイメージを与えてしまう。
・頭で考えてばかりで、何も行動に移さない。
・物質的なものを批判し、現実を直視せず精神世界に逃避してしまう。
・プライドが高く、権威を振りかざす。
チャクラ
パープルは第7チャクラを表す色で、クラウンチャクラと呼びます。

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