赤/レッド 色の意味・色彩心理

色には、どんな意味があるのか?
今回は、赤(レッド)について詳しくお伝えします。
赤・レッドの物語
神話で世界の始まりを語るとき、多くの場合、大地は「赤」で表されます。
科学的にも、地球上に最も広く存在する顔料は酸化鉄であると証明されていますが、酸化鉄は変質すると赤くなるのです。
古生代には盛んな造山運動がおこり、たくさんの大陸が生成&消滅を繰り返してきました。
この地球という歴史のはじまりで、最初の大陸が赤かったというのは、ほぼ間違いないでしょう。
古生物学者たちは、その大陸を「旧赤色砂岩大陸」と呼んでいます。
ヘブライでは、最初の人間は赤い粘土から作られたと言われています。
神様がこの人間をアダムと名付けました。
ヘブライ語では、dom(ドム)が「血」を、adama(アダマ)が「人間の大地」を意味するからです。
ちなみにラテン語でadamus(アダムス)は、「赤い土で作られた」という意味を持っています。
中国では、雨に含まれる赤い粘土が少しずつ人型のくぼみに溜まっていって人間の形が作られ、そこに太陽の光が差し込み命が吹き込まれたと考えられています。
赤の色彩象徴はとても広く、なんとも魅惑的な色です。
赤は生命の血にも、死の血にも深く関わっています。
女性では初潮や出産で流れる血は繁殖力を意味しますが、男性では狩猟や戦いで流される血の色です。
集団の結束力を高めたり、信仰対象の力を強くしたりする儀式に使われたり、魔除けの色として考えられていたため、古くから日本では神社仏閣や宮殿などに用いられてきました。
神道では「穢れを祓い、邪を燃やす火」の赤を尊び、特に江戸時代以降、神社建築はだんだんと色彩を帯びてきて、赤(朱色)の鳥居が見られるようになりました。
赤い鳥居といえば稲荷神社をイメージされるかたも多いのではないでしょうか。
赤の原料となる丹(水銀)は、木材の防腐剤としての役割も担っているのですよ。
赤・レッドの意味

赤・レッドが気になるときの心理【ポジティブ】
・何かに夢中になり、寝食忘れてひとつのことに没頭する。
・リーダーシップを発揮し、その行動力と熱意に魅了され人がついてくる。
・他人や社会の意見に惑わされず、自分の意思をはっきりと伝える革命家的存在となる。
・問題や課題を打ち破り、現状を変えるパワーに溢れている。
・いつも明るく活発的で、エネルギーに満ち溢れすぐに行動に移すことができる。
赤・レッドが気になるときの心理【ネガティブ】
・独裁的になりやすく、気づけば後ろに誰も着いてこない。
・後先考えずに先走ってしまい、よく考えれば回避できたミスをしてしまう。
・仕事のしすぎ(ワーカホリック)で燃え尽き症候群になってしまう。
・長期展望ができず、目先の得を取りに行ってしまう。
チャクラ
レッドは第一チャクラを表す色で、ベースチャクラと呼びます。

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