節電におススメの色。青で体感温度を3度ダウンさせる!
色で体感温度を変えられるのをご存じでしょうか?
わたしたちの体は、目以外にも皮膚で色を感じ取っているんです。
なのでインテリアで上手に色を取り入れることによって、色の効果で冷房の設定温度を下げすぎることが防げます。
色を上手に取り入れて、無理なく節電してみませんか?

本日は、体感温度を上げる色・下げる色をお伝えします。
体感温度を上げる色・下げる色
結論からお伝えしますと、体感温度を上げる色は暖色と言われる色です。その中でも赤が効果的です。
また、体感温度を下げる色は寒色と言われる色です。その中でも青が効果的です。
こんな有名な話があります。
赤系の暖色系と、青系の寒色系では、体感温度が3度違うという結果が出た。
「色彩効用論〜ガイアの色」
また、色彩に関する論文でも、同じような効果が発表されています。
実験結果では、設定温度にもよりますが、赤色光と青色光では1度~2度体感温度が変わっていました。
赤色光では白色光と比べて暖かさを感じやすい光色であることが分かった。
青色光は白色光に比べて冷たさを感じやすい光色であることが分かった。
論文「光の3原色光と白色光が与える体感温度への心理的・生理的影響」
有彩色光は温熱感覚に影響を及ぼし、白色光に比べ赤色光では暖かみ、青色光では涼しさが増す。
論文「有彩色光が温熱感覚に及ぼす影響」
寝室におススメの色

イギリスの「トラベロッジ社」が行った色と睡眠時間の関係を調べる調査によると、寝室の色によって睡眠時間はずいぶん異なることが明らかになりました。
平均睡眠時間が最も長いのは青で、1日あたり7時間52分。
青は心拍数や脈拍を下げる効果がありますから、ぐっすり眠れるようです。
反対に、最も睡眠時間が少ないのは紫色で、1日平均5時間56分。
鮮やかな夢や悪夢を見る傾向が強まるようです。
これから夏がやってきますから、寝室は青系のインテリアがおススメ!
涼しく感じられるし、ぐっすり眠れる。いいこと尽くめです。
ただし、冬に青系のインテリアはおススメできません。
特に冷え性の女性なんかは、ますます寒く感じてしまいますから要注意。
冬は赤やオレンジ、ピンクなどの暖色系にしてくださいね。
これまた色の効果で、体感温度が上がり暖かく感じます。

重要なことなので、最後にもう一度言わせてください。
「赤系の暖色系と、青系の寒色系では、体感温度が3度違う」
というわけで、夏の節電には青がおススメです!